ハロゲンヒーター QIR型

近赤外線を利用するために開発されたハロゲンヒーター

製品概要
QIR型ヒーターは近赤外線を利用するために開発された「ランプヒーター」です。
QIR型ヒーター

熱の立ち上り時間が早く、構造上も大変クリーンなエネルギーを得ることができます。

その放射エネルギースペクトルの最大値は0.9から1.6マイクロメートルの間にあり、非接触加熱、特に真空中での加熱などに有効です。

  1. 応答性に優れています。

    スイッチオンから定格出力までのスタートアップ時間が1.5秒、スイッチオフ後2秒以内で定格出力の20%までダウンします。

  2. QIR型ハロゲンヒーターの制御は、可変電圧トランス、サイリスタにより容易にできます。

  3. 非接触加熱でクリーンな高い熱エネルギーが得られますので、クリーンルーム内等での加熱に最適です。

  4. 金属イオンを出さないので、超純水加熱にも最適です。

図1 通電実験
QIR型ヒーター用ホルダー

右側の写真は取付ホルダーです
(上:ホルダーA 下:ホルダーB)。別売品です。

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仕 様
  1. 形状:標準はストレート
    (ストレート以外は特注品で製作します。)

  2. ヒーターエレメント外径:OD10mm

  3. リード線:ガラス編組シリコン被覆線(LG線)長さ200mm

用 途

ハロゲンランプ(原理はこちら)を使用していますので即熱・即冷と応答性に優れています。

高い応答性を必要とする、複写機・乾燥炉・塗装後の焼き付け用のヒーターとして使用されています。

  1. 機械・金属:
    急速水切り乾燥、機械器具、部品の塗装乾燥

  2. プラスチック:
    熱硬化性、熱可塑性樹脂加熱、シュリンクフィルムの収縮、金型予熱、樹脂溶着

  3. 紙・印刷:
    水分乾燥、オフセット印刷、グラビア印刷のインク乾燥

  4. 電子・電気:
    ハンダ付け、樹脂コーティング乾燥、スパッタリング、マーキングインクのキュアリング

  5. 繊維:
    水分乾燥、糊付け乾燥

  6. 塗装:
    焼き付け塗装乾燥、水切り乾燥

  7. 真空加熱:
    真空蒸着、真空加熱

  8. 鋳造:
    砂型、鋳型の予熱

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種 類

表1 型番表

型 番
電 圧
V
電 力
W
全長
 mm
発熱長
mm
エレメント外径
D mm
寿 命
hour
★QIR-105
100
500
225
155
OD10
5000
★QIR-205
200
500
225
155
OD10
5000
★QIR-210
200
1000
370
300
OD10
5000
★QIR-210L
200
1000
565
495
OD10
5000
★QIR-215
200
1500
500
405
OD10
5000
  QIR-215L
200
1500
780
700
OD10
5000
  QIR-220
200
2000
520
420
OD10
5000
★QIR-220L
200
2000
860
760
OD10
5000
型 番
電 圧
V
電 力
W
全長
 mm
発熱長
mm
エレメント外径
D mm
寿 命
hour

★印は在庫品

図2 QIR型ヒーター 外形図
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型番説明
ハロゲンヒーター QIR型

特注品

特注で、お客様の特殊仕様にお応えします。詳細については、日本ヒーター営業部にお問い合わせ下さい。

  1. U字型などの曲げ形状も可能です。

     

  2. リード線は、テフロン線やSUS板端子とすることもできます。

     

  3. ヒーター取付ホルダー(ページトップ写真)・アルミ反射笠(図6)はオプションです。

     

図3 U字型
図4 2重管
図5 リング型
図6 アルミ反射笠
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製作例

※画像をクリックすると拡大します

qir-105 品名 QIR-105
仕様 100V500W
Φ10×発熱長155×全長225
ジーゲル線200mm
コの字型 仕様 コの字型
半円型、ホワートコーティング(照射面) 仕様 半円型
ホワイトコーティング
照射面より撮影
特長 ガラス部にホワイトコーティングを施し光を反射させるため、照射方向にエネルギーを集中できます。 また、反射笠を省けるので省スペースです。
半円型、ホワートコーティング(反射面) 仕様 半円型
ホワイトコーティング
反射面より撮影
特長 ガラス部にホワイトコーティングを施し光を反射させるため、照射方向にエネルギーを集中できます。 また、反射笠を省けるので省スペースです。
遠赤外線コーティング 仕様 遠赤外線コーティング
特長 ガラス部に遠赤外線コーティングを施してあるため、立ち上がりの早い遠赤外線ヒーターとして使用できます。
金属ターミナル 仕様 ターミナル部金属仕様
補足および注意
補 足:ハロゲンランプの原理と寿命
ハロゲンランプの原理と寿命

抵抗加熱による電気ヒーターとは原理が異なり、取り扱いには特別な注意が必要です。

 

ハロゲンサイクル
  • ハロゲンランプが点灯されると、熱でフィラメントのタングステンが蒸発し、封入されているハロゲンガスと結合して、ハロゲン化タングステンになります。

  • 対流により、再びフィラメント付近に移動したハロゲン化タングステンは高温のフィラメントにより分解されます。このときハロゲンは管壁付近に、タングステンは再びフィラメントにもどります。

  • この反応の繰り返しをハロゲンサイクルといい、管壁の黒化を防ぎ、フィラメントの消耗を防止する特長があります。

使用上の注意
  • ハロゲン化タングステンは高温の管壁には附着せず、すぐに蒸発してしまいます。このため寿命末期まで黒化現象を生じません。

  • ただし、管壁温度が200℃以下になると、ハロゲンサイクルが不調になりますので、エレメントの冷却は行なわないで下さい。

シール部温度と寿命
  • シール部に使われているモリブデン箔は、外部リード棒と石英ガラスとの繊細な隙間を通して空気にふれています。

  • このモリブデンは、350℃程度の高温になると非常に酸化しやすい性質があります。
    酸化すると体積がふえ、石英ガラスがモリブデンの体積増加に耐えられなくなった時点でシール部の破損が起こり、モリブデン箔も切れてしまいます。

  • したがって、長寿命が特長のハロゲンヒーターを有効に利用するにはシール部が300℃以下であることが望まれます。

図7 シール部温度と寿命
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注 意
  1. このヒーターは特に衝撃に弱いため、取り扱いには十分注意して下さい。

  2. ガラス部分に直接素手でふれたり、油性の汚れがついたりすると「失透」を生じ、これにより寿命が短くなり、又熱量減少の原因になります。

    ガラスの外側が汚れた場合は、アルコール等で拭いて下さい。

  3. ランプは高温になりますので、身体や可燃性物質を近づけないで下さい。取り扱いは、電源を切り、ランプが完全に冷えてからにしてください。

  4. ランプの封止部(口金部)の温度は、MAX350°C(300°C以下が望ましい)、ガラス部は850°C以下で使用して下さい。使用状況により制限のある場合がありますので、300°Cを超える場合は事前にご相談下さい。

  5. 点灯中の振動や衝撃は、フィラメントの変形や寿命を短くする原因になる場合があります。製品によりその特性上、好ましくない点灯方向がありますので、ご確認の上でご使用下さい。

  6. 突入電流が大きいため、温度コントロールでサイリスタ制御する場合は、スロースタートにして下さい。

  7. 空気加熱ヒーター取扱上の注意をお読みください。
失透

ガラスが不透明かつ脆くなる現象。ガラスは元来熱力学的には不安定状態にあるので、特殊薬品に触れていたり高温に長時間保ったりすると結晶化するために起こる。

(広辞苑 岩波書店より)

 


カタログPDFダウンロード

当該製品のカタログが下記よりダウンロードできます。


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