電熱部品 熱伝セメント HTC

ヒーターの熱伝導を高めるセメント

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ヒーターの熱伝導を高めるセメント(水性)

  • 熱伝セメントは、高純度のグラファイトを主体としたペースト状の非金属性・無機質の高熱伝導率を持った水性セメントです。

  • 蒸気抱き合わせ管や、電熱ヒーターをプロセス管に取り付ける場合の接着および伝熱材として使われます。

  • 施工しやすいパテ状で作業性もよく、高効率な伝熱を実現しました。

  • 施工後はコンクリート並の強度に硬化し、継ぎ目のない完全な熱伝導通路を形成します。

  • しかも、伝熱面積が拡張されますので、加熱あるいは冷却の効果が上がります。

熱伝セメント HTC

特 長

熱伝導の効率を上げる福音!

ヒーターをパイプに巻き付けて加熱するとき、あるいは面状の部分に取り付け加熱するときなど、 そのままではヒーター(丸形断面のシーズヒーターの場合を想定しています)と被加熱物は線接触になります。

そこでヒーター部分に熱伝セメントを施工すると、隙間を埋め接触面積を増やすことにより熱伝導性を高めることができます。

シーズヒーターを熱伝セメントでパイプに接着
図1 パイプにシーズヒーターを取り付けた例
  1. コスト低廉

  2. ジャケッティング法より安価です。

  3. 優秀な熱伝性

  4. ジャケッティング法とほとんど替わらない伝熱効果を発揮します。

  5. 長い耐用寿命

  6. テスト結果では施工した相手の機器よりも長い耐用寿命を持っております。

  7. 広汎な温度範囲

  8. 現在、化学工業・石油工業などに使用されている例では、氷点下40度Cに冷却する場合から680度Cまで加熱する場合までの温度用途に用いられます。

  9. 良好な機械的強度と耐熱衝撃性

  10. 加熱冷却の反復操作を行うような過激な稼働条件下でも、ヒビ割れやスポーリング、あるいは品質低下の懸念はありません。

工法上

  1. 外部からの熱を伝える場合、熱伝達性の優れた伝熱材です。

  2. スパイラルまたは複数のトレース法・二重管・インナーコイルに替わる工法です。

  3. 従来のトレース工法の10〜15倍の熱を伝えます。

  4. 二重管に匹敵する伝熱効果が得られます。

  5. 熱伝セメントとチャンネル(外装板)を併用した工法により、伝熱効率を良くし、剥離などの問題も解決できます。

取付による長所

  1. 電力消費が減少し、同じ電力で高熱量が得られる。

  2. ヒーターの寿命が延びる。熱伝セメントの寿命も長く、万一破損しても製品汚染のおそれがない。

  3. 熱を平均に伝える。また、工事や補修が簡単で迅速・安価である。

用 途

バルブ・コントロールバルブ・ポンプ・配管・容器・プラスチック金型・強化ポリエステル・鋳造型・特殊熱交換器・各種機械装置・各種熱盤

特 性

表1 熱伝セメントの特性

特性項目
特性データ
最高使用温度
680度C
最低使用温度
-70度C
硬化前密度
1586kg/m3
硬化後密度
1442kg/m3
線膨張係数
3.60×10-6/度C
圧縮強度
77〜84kg/cm2
抗張力
11kg/cm2
熱伝導率
8〜10kcal/mh度C
U係数(加熱)
150kcal/mh度C
比 熱
0.27kcal/kg度C
破壊強度
63〜70kg/cm2
線収縮率;金属面接触の場合
max1.0%
線収縮率;接触しない場合
max4.5%
接着強度
6.3 kg/cm2

乾燥(硬化)時間

施工例

施工例を紹介します。

1.金型に埋め込む場合

2.金型に張り付ける場合

3.配管に巻き付ける場合

1.金型に埋め込む場合

  1. ヒーターの表面および金属の溝の中に油分などがないことを確認して下さい。付着している場合は、きれいに取り除いて下さい。

  2. ヒーターを埋め込む金型を35度Cに暖めて下さい。

  3. 溝の半分程度にセメントを塗って下さい。

  4. セメントがヒーター表面に行き渡るようにヒーターを押し込むように入れて下さい。 この時、セメント内に空気溜ができないように注意して下さい。
    また、セメントが金型の端末からあふれないようにテープなどでふさいで下さい。20分程度で少し乾きます。

  5. ヒーターの両側が埋まるようにセメントを塗って下さい。20分程度待って、少し乾かします。

  6. ヒーター全体が埋まるようにセメントを塗って下さい。(溝が深い場合などは、さらにセメントを塗って下さい)

  7. 上記の作業が完了した後に、35度Cで6〜12時間乾燥して下さい。
    (熱を加えず自然乾燥させる場合、完全に乾燥・硬化するまで約96時間かかります。


2.金型に張り付ける場合

  1. ヒーターの表面および金属の溝の中に油分などがないことを確認して下さい。付着している場合は、きれいに取り除いて下さい。

  2. 金型の表面にセメントを塗って下さい。

  3. セメントがヒーター表面に行き渡るようにヒーターを押し込むように入れて下さい。この時、セメント内に空気溜ができないように注意して下さい。
    また、セメントがヒーター内や端子部に入り込まないように十分注意して下さい。

  4. はみだしたセメントを拭き取って下さい。

  5. 上記の作業が完了した後に、35度Cで6〜12時間乾燥させて下さい。


3.配管に巻き付ける場合

  1. ヒーターおよび配管の表面に油分などがないことを確認して下さい。付着している場合は、きれいに取り除いて下さい。

  2. 配管にヒーターを取り付けて下さい。

  3. セメントをヒーター表面に行き渡るように塗って下さい。この時、セメント内に空気溜ができないように注意して下さい。また、セメントがヒーター端子部に入り込まないように十分注意して下さい。

  4. チャンネル(外装板)を併用し施工すれば伝熱効率を向上させ剥離などの問題も解決できます。

  5. 上記の作業が完了した後に、35度Cで6〜12時間乾燥させて下さい。

熱伝セメント施工例

注 意

  1. 熱伝セメントは、導電性があります。施工時ヒーターの端子部はマスキングして下さい。硬化後はマスキングを取り外して下さい。

  2. 扱いやすい1kg缶を用意しています。ご使用後は水分が蒸発して乾燥しないように缶のフタを固く閉めて下さい。
    熱伝セメントは、一度硬化してしまうと施工できません。

  3. 熱伝セメントは必要以上厚く塗らないで下さい。(ヒーター径:Dの1/2以下)
    ヒーターエレメント内部が高温(過熱)になり、寿命低下・断線の可能性が高くなります。

  4. 熱伝セメントを充分乾燥させてからヒーターを使用して下さい。

  5. 強いショックや、他の物体の擦れがあると剥離します。

連絡先

日本ヒーター株式会社

〒143−0003 東京都大田区京浜島2−13−15
Telephone:03−3790−3111
Facsimile:03−3790−1711

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