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設計資料

加熱電力早見表 目次

水・空気・金属について計算。安全(余裕)率α=1.25として計算した数表です。

加熱電力早見表

液体加熱、空気加熱、金属加熱における、ヒーター電力計算の代表的な例をご紹介します。

必要なヒーター電力としては多少余裕を持たせ、基本計算式(1)の結果に安全率α(=1.25倍)した値を表示しています。
実際にヒーターをお使いになる場合は、日本ヒーターへお問い合わせください。
早見表を見るときは、各タイトルをクリックしてください。

ヒーター電力の早見表

タイトル 説 明 注意すべき単位
流れない水 流れない水を、
1時間で温度差ΔT[℃]まで加熱するのに必要なヒーター電力[kW]
水の体積V
[L(リットル)]
流れる水 流れる水を、
温度差ΔT[℃]まで加熱するのに必要なヒーター電力[kW]
水の流量q
[L(リットル)/min]
流れない空気 流れない空気を、
1時間で温度差ΔT[℃]まで加熱するのに必要なヒーター電力[kW]
空気の体積V
[m3]
流れる空気 流れる空気を、
温度差ΔT[℃]まで加熱するのに必要なヒーター電力[kW]
空気の流量q
[m3/min](標準状態)
金属:ステンレス ステンレスを、
1時間で温度差ΔT[℃]まで加熱するのに必要なヒーター電力[kW]
ステンレスの体積V
[L(リットル)]
金属:アルミニウム アルミニウムを、
1時間で温度差ΔT[℃]まで加熱するのに必要なヒーター電力[kW]
アルミニウムの体積V
[L(リットル)]

上昇温度(ΔT)の計算

任意の流量における上昇温度ΔT[℃]

計算式(1)を変形し、ある電力[kW]のヒーターを使った場合(ヒーターの電力が先に決まったとき)、任意の流量における上昇温度(温度差ΔT[℃])を求める早見表。

同様に安全率α(=1.25倍)としています。

任意の流量における上昇温度ΔT[℃]の早見表

タイトル説 明注意すべき単位
水の上昇温度 流れる水を、ある電力[kW]のヒーターで加熱したときの上昇温度(温度差ΔT[℃]) 水の流量q
[L(リットル)]
空気の上昇温度 流れる空気を、ある電力[kW]のヒーターで加熱したときの上昇温度(温度差ΔT[℃]) 空気の流量q
[m3/min](標準状態)
注意

ご紹介する計算式および、これに基づく早見表は、それぞれの計算条件での概算となります。より大きな安全率をかけることが必要な場合もあります。安全率1.25倍以外の値を採用することもあります。

実際の使用においては、被加熱物および加熱条件、季節や雰囲気、設置場所などにより熱効率は変わり、考慮すべきパラメーターが異なります。

  • 実際の使用においては、被加熱物および加熱条件、季節や雰囲気、設置場所などにより熱効率は変わり、考慮すべきパラメーターが異なります。
  • 使用温度が高温になればなるほど、保温材や耐熱材の選定、ヒーターの制御方法などは難しくなり、考慮すべき点は多くなります。

従いまして、本表はあくまでも「参考値」としてお使いください。

実際にヒーターをお使いになる場合は、日本ヒーター株式会社へお問い合わせください。