サーモスタットの守備範囲

サーモスタットの種類と使い分け

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サーモスタットの種類と使い分け

  1. サーモスタットは、ヒーターまたはクーラーを負荷として温度制御をさせる温度スイッチです。

  2. 構造別に代表的なものは下記のとおりです。

    • 電子式

    • バイメタル式

    • 液体膨張式

    • サーマルリード磁力式

    • 温度ヒューズ

  3. 用途別にはコントローラーとプロテクターに大別できます。

    • コントローラー

    • 一定温度を保持するためのサーモスタットです。ON/OFFの温度差(ディファレンシャル)が小さく、精度も高く、長寿命などを要求され、比較的高価になります。

    • プロテクター

    • 主としてヒーターやモーターなどの安全回路用に使われます。温度過昇防止用と言われるとおり、設定値よりも温度が上がりすぎた場合に電源をカットする安全器です。ディファレンシャルは大きく、短寿命でもかまわない場合が多く、比較的廉価です。

各種サーモスタットの守備範囲

サーモスタットの種類と用途

  1. 電子サーモスタット(研究室・実験室用)

  2. 従来市場にでている、割と高価な研究室・実験室用

  3. 電子サーモスタット(コンパクトタイプ:電子サーモスタット TMET型

  4. 従来は家電メーカーが自社用として社内生産する物が主でしが、技術の進歩により超小型/高性能の電子サーモが開発されました。

  5. バイメタル式サーモスタット(温度パワーセンサー:バイメタルサーモ TMQT・TM型

  6. 電子サーモスタットの最も廉価な部分(1/4位)を占めます。設定温度は固定ですが、小ディファレンシャル・長寿命・低価格が魅力です。

  7. 液体膨張式サーモスタット

  8. 工業用・家庭用で幅広い用途を持っています。(液体膨張式サーモスタット T型
    構造は簡単、設定もアナログで容易ですが、キャピラリーチューブ途中での熱干渉やディファレンシャルの大きさなど欠点もあります。

  9. サーマルリードスイッチ

  10. 接点容量が小さく、製造上量産向きではないなどの欠点もあります。

  11. ディスク型サーモスタット

  12. 球面状に加工したバイメタルの円盤をセンサーとして使います(下図参照)。極めて簡単な構造であるため、低価格なプロテクターの主流となっています。
    しかし、ディファレンシャルが大きく、バイメタル材料の変形により設定温度が徐々に変動する欠点があります。
    このため、ディスク型サーモスタットを温度コントローラーとして使用することはできません。

  13. 温度ヒューズ

  14. 設定温度で断線するため、一度働けば交換するまで復帰しません。最も単純で廉価な安全器として使用されています。


ディスク型サーモスタット
ディスク型サーモスタット

データ協力:松尾電器産業株式会社殿

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