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金属加熱ヒーター取扱上の注意

  1. ヒーターを保管する場合は、床や屋外に放置しないでください。
  2. 金属加熱用として作られておりますので、他の加熱(液体加熱・空気加熱)には使用しないでください。
  3. 金属の種類・形状・温度によって、ヒーターのワット密度の十分な考慮が必要です。Heater FAQ「Q9:許容ワット密度とはなんですか」を参照ください
  4. ヒーターの配置が適正かどうか、ご確認ください。ヒーターの設置位置(配置)により温度分布が変わり、ヒーターとヒーターの間隔が近すぎるとヒーターが過熱して断線する場合もあります。
  5. 金属加熱ヒーターは被加熱物(金属)にヒーターが面接触するのが原則です。それぞれのヒーターの方式に従ってしっかりとすき間のないように取付けてください。
  6. ヒーターと金属との接触が悪いと(例えば面接触が線接触になったり点接触になったりする)ヒーターと金属の間に空気の層が出来、熱伝導が悪くなります。また、対流により近傍に熱を放散しますので、更に熱効率は低下します。
  7. 取付け方法で効率の高い順は次のとおりです。
    1. 金属内にヒーターを鋳込む
    2. 金属に孔や溝を掘ってヒーターを埋め込む
    3. 金属の底部の平面に接触面積の広いヒーターを取付ける
    4. 金属の側面、上面にヒーターを取付ける
    5. 金属の突起物にヒーターを取付ける
    2-5は熱伝セメントを使用すると熱伝導が良くなります。
  8. 放熱部分は断熱材で保温を行うことをおすすめします。
    (断熱材は技術資料参照)
  9. 被加熱熱物(金属)の表面が汚れ、さび・塗装等が付着している場合は、除去してからヒーターを取付けてください。
  10. ヒーター配線に誤りのないよう、電源に接続してください。電源電圧は適正であるかご確認ください。電圧が低いと暖まらず、高いとヒーターの寿命が縮まります。
    (例:200V用のヒーターを220Vで使用すると電力は約1.2倍になります。)
  11. 移動する金型等を加熱するヒーターは、ヒーター端子に荷重がかからないようリード線をたるませて取付けてください。
    • ヒーターの断線の事故の80%以上が端子部とリード線の接続部です。端子部に直接荷重がかかると端子部がゆるむおそれがあります。またリード線と端子部の接続部分に荷重がかかると、リード線が切れたり接触があまくなり抵抗熱が拡大したりして断線の原因となります。
  12. ヒーターの接続端子は、キャップ保護がされているものもありますが、キャップ保護がされていないヒーターの施工では電源接続部の保護を十分にご検討ください。
    • 電源端子部分の雰囲気、水、その他の液体、塵埃により絶縁不良を起こすこともありますので、取り扱いには十分注意してください。
    • 特殊な使用環境には防水型などの特殊型をご検討ください。
    • 電源接続端子、ヒーター口元部には、無理な力や振動が加わらないようにしてください。ヒーター口元部分の破壊は致命的です。
  13. ヒーターへのリード線や電線の取り付けは確実にしっかり締めつけてください。接続がゆるいと、接触抵抗熱が発生し、端子が焼損することがあります。ヒーターには直接電線の引っ張り荷重がかからない構造にしてください。
  14. ヒーター取り付け後、再度ネジのゆるみや脱落の有無をご確認ください。加熱装置を移動したり、長期間ヒーターを使用したりした後は増締めを行ってください。
  15. 必要温度を維持し、かつ電力のロスをなくすために、温度制御装置をお取り付けください。
    万一、温度制御装置が故障したり、制御装置の温度設定を誤ったりした場合は、金属が異常な高温となる恐れがあります。
    温度過昇防止装置を取り付けることをおすすめします。
    温度過昇防止装置は常時使用温度より50℃位を目安に高めに設定してください。
    温度過昇防止装置は一旦動作したら自動復帰しない構造としてください。(ヒーター表面温度で温度過昇防止の場合はご相談ください。)
  16. ヒーター通電中ならびに通電終了後しばらくの間は高温なので手が触れると危険です
  17. 万一ヒーターが損傷した場合は、速やかに電源を切り、使用を中止してください。
  18. 長時間運転を休止すると、ヒーターエレメントが吸湿します。
  19. ヒーター端子部は一般に高温になりますので必ず耐熱電線をご使用ください。
  20. ヒーターを接続する電気配線は、資格のある電気工事業者が行ってください。
  21. アースは必ず取ってください
  22. ヒーターの結線は変えないでください。
  23. ビニール被覆電線は使わないでください。
  24. カタログ記載の製品は、改良のため予告なく形状・仕様を変更する場合があります。

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当該製品の個別カタログはありません。


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