自己制御型コードヒーター　ＴＬＴ型／ＨＴＬＴ型

配管・バルブ・ポンプなどに巻き付け、加熱や保温をするヒーターです。

説　明

自己温度制御機能をもつ半導体性発熱体を、連続して並列回路構成したヒーターケーブルです。 発熱体は、自己の温度変化に感応して発熱量が自動的に増減します。 出力が自動的に増減することにより安全かつ経済的です。 取付簡単、現場で必要な長さに切って使用できます。どこで切っても単位長さあたりのヒーター電力Ｗ/ｍは同じです。 ただし、切断して使用するには別売の「端末処理キット」が必要です。 絶縁材被覆は、耐水性・耐薬品性に優れています。 重ねて巻く事が可能です。

構　造

図1　TLT型（低温用）	図2　HTLT型（高温用）

仕様

最高使用温度： TLT型　：65℃ HTLT型：121℃ 耐熱温度： TLT型：85℃ HTLT型：191℃ オーバージャケット：TLTはオプション　HTLTは標準でついています。 ヒーター断面形状

図3　断面図

種類

出力特性

図4　TLT型　配管温度とW/mの関係

図5　HTLT型　配管温度とW/mの関係

ブレーカー定格電流の選定

注意

1. ブレーカー定格値はNational Electric Codeによります。
2. 電圧が異なる場合は変換が必要です。
3. 1つのブレーカーに異なるケーブル種がある場合は、各ケーブルの15A欄からA/mを算出し合算してください。

型番説明

別売品

端末処理キット

切断後端末の処理が必要です。端末処理キットは別売です。

• 電源取り出し側：パワーエンドターミナル 型番LTK-11

  

  写真1　パワーエンドターミナルキット LTK-11（1セット）

• ヒーター先端側：エンドターミナル 型番ETK-11

  

  写真2　エンドターミナルキット ETK-11（1セット）

注意

1. 鋭利な角にヒーターケーブルが当る時は、アルミテープやガラスクロス等で保護してください。

2. ヒーターがねじれたり、物に引掛った時は、無理に引張らないでください。

3. ヒーターの固定は、針金などを使用しないでアルミテープやガラステープを使用してください。

4. 金属加熱ヒーター取扱上の注意をお読みください。