チタン板フランジヒーター PTIL5型
海水等耐食性の必要な液体を加熱するチタン板フランジヒーター
製品概要
 
海水等耐食性の必要な液体を加熱するチタンヒーター
- JIS規格相当のフランジを使用しているため、取付側にフランジを取り付けておけば特殊な工具や治具を使用せずに、ボルトナットで簡単に取付けられます。
- 加熱槽内の内圧や蒸気圧、機械的な圧力の加わる所に用いられます。
- 接液部はチタンなので耐食性が高いです。
- ステンレス製の板フランジヒーターは板フランジヒーターを参照してください。
用途
アルカリ性化学薬品、弱酸性の液体、海水、温泉水等、耐食性の必要な液体の加熱・保温に使用。原則として水平取付けです。
仕様
| 電源 | 3相200V | 
|---|---|
| 寸法 | 首下寸法(L) 公差+0mm、-10mm 非発熱部(Ln) PTIL5型:60mm | 
| 材質 | フランジ:TB340H ヒーター:TTP340WC OD12 ターミナルキャップ:フェノール樹脂成型 非防水 回転着脱式 | 
| 取付 | 水平取付 | 
種類
ステンレス製の板フランジヒーターは板フランジヒーターを参照してください。
表1 型番表 ☆は少量在庫品
| 型番 | 電圧 V | 相数 | 容量 kW | 首下寸法L mm | ワット密度 W/cm2 | 
|---|---|---|---|---|---|
| PTIL5-3345 | 200V | 3相 | 3 | 360 | 4.5 | 
| PTIL5-3370 | 3 | 240 | 7.0 | ||
| ☆PTIL5-3545 | 5 | 560 | 4.5 | ||
| ☆PTIL5-3570 | 5 | 380 | 7.0 | ||
| PTIL5-3845 | 8 | 810 | 4.5 | ||
| ☆PTIL5-3870 | 8 | 560 | 7.0 | ||
| PTIL5-31045 | 10 | 1010 | 4.5 | ||
| ☆PTIL5-31070 | 10 | 710 | 7.0 | 
☆は少量在庫品
標準品以外にも特注品で様々なご要求に対応いたします。
図面

図1 PTIL5 外形図
型番説明

防滴キャップ(WP)はオプションです。標準品は標準キャップ付です。キャップ形状はこちらをご参照ください。

図2 チタン板フランジヒーター 防滴(WP)キャップ仕様
特注品
- 
電圧 
 200V以外の異電圧も製作できます。
- 
相数 
 3相以外に単相でも製作できます。
- 
首下寸法 
 指定いただいた寸法にて製作します。
- 
防水 
 端子部に結露や液がかかる場合は防水型をおすすめします。
- 
温度 
 標準品はmax100℃です。100℃以上で御使用の場合はご指示ください。
- 
縦形 
 標準品は水平取付けです。縦形の場合は特注となります。
 液面の変動によりヒーターの発熱部が空気層に露出する可能性が高く、お客様の加熱方法にあわせた仕様で設計製作する必要があるためです。
- 
サーモスタット(温度調節器) 
 温度過昇防止用サーモスタットやバイメタルサーモ、センサー(熱電対、測温抵抗体)を内蔵することもできます。
- 
フランジ 
 JIS5K相当、10K相当以外に16K相当等も製作できます。
- 
キャップ 
 防水、コード付きも製作できます。
- 
パッキン 
 別売致します。
製作例
| 品名 | 屋外チタン板フランジヒーター | |
|---|---|---|
| 定格 仕様 | 200V3P7kW 10K100A相当 屋外用シェッド付 過昇防止Kセンサー付 | |
| 用途 | 温泉水循環加熱 濾過器用
 | 
結線
ネジ込みヒーター GA型・板フランジヒーター P型スター結線またはデルタ結線の動画を参照ください。
注意
- 本ヒーターは液体加熱用です。空焚きは絶対しないでください。
- チタンは耐食性がありますが、あらゆる薬品に仕様できるわけではありません。
 腐食については保証外です。
- ヒーターの端子に湿気や水のかかる場合は漏電する危険性があります。その場合、防水対策を行ってください。
- アースは必ず取ってから御使用ください。
- 永くお使い頂くためヒーターに付着した汚れは掃除してください。
- 装置に取り付けた状態で輸送すると、輸送時の振動により溶接部が割れるおそれがあります。必ず装置から外した状態で輸送してください。
- 液体加熱ヒーター取扱上の注意をお読みください。
カタログPDFダウンロード
当該製品のカタログが下記よりダウンロードできます。
 
お問い合わせ  印は必須項目です。
印は必須項目です。
お急ぎの場合は、必ずお電話(03-3790-3111)にてご確認ください。

















